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無電解ニッケル-炭化ケイ素複合めっき

無電解ニッケル-炭化ケイ素複合めっきは、無電解めっきの特長(樹脂やセラミックなどの非導電性材料にもめっきできることと複雑形状物にも均一にめっきできること)と複合めっき(ニッケル-リンめっきのような硬質ニッケル-りんめっき金属と炭化ケイ素のような耐摩耗性微粒子を複合しためっき)の特長を生かして、硬質クロムめっきの代替めっきとして活躍しています。
めっき種類 特長(特性値)
無電解ニッケル-炭化ケイ素複合めっき ・複合めっきのマトリックス金属である無電解ニッケル-リンめっき皮膜は、熱処理により、マトリックス金属と炭化ケイ素粒子との結合力を強化するとともに、マトリックス 自身も硬くなります。さらに炭化ケイ素粒子との複合化効果により、低い摩擦係数を可能とするとともに、摺動部品の寿命を飛躍的に向上させています。

  めっきのまま 熱処理後
Ni-P-SiC Hv 650~750 Hv 1050 (250℃加熱)
Ni-B-SiC 同上 同上 (400℃加熱)
「図解 最先端表面処理技術のすべて」
関東学院大学表面処理工学研究所、工業調査会より
採用事例
無電解ニッケル-炭化ケイ素複合めっき
複合めっき皮膜断面のSEM写真
・複合めっき皮膜は、たとえて言えば豆餅。数μmから数十nmの大きさのセラミックなどの無機質粒子やテフロンなどの有機質微粒子(ここでは豆の役目)をめっき皮膜(ここでは白い餅の役目)中に均一に分散含有させたものです。餅の部分のマトリックス部は単一めっきや合金めっきが用いられています。すなわち、複合めっきは、マトリックス金属と分散粒子の二つの異なる材料を組み合わせて、それぞれの長所をひきだした粒子分散複合材料です。電気めっきや無電解めっき液中に各種の微粒子を懸濁させながらめっきしますとめっき皮膜中にこれらの微粒が含有された複合めっき皮膜が得られるのです。