めっき技術

マグネシウム系材料

実用金属の中で最も卑な電位を示すマグネシウムは最も腐食し易い金属ですが、超軽量性とリサイクル性に優れているため、近年急速にその利用はパソコンや携帯電話などの筐体や輸送機器分野で拡大しています。マグネシウム合金としては、アルミニウム(A)、亜鉛(Z)、マンガン(M)を合金成分とするAZ系やAM系、およびジルコニウム(Z)を合金成分とするZK系が中心です。最大の欠点である防食性能の向上のため、工業的には陽極酸化や化成処理、めっき、塗装などが施されています。
種類 特性値 用途
AZ 31 〔化学組成〕  
アルミニウム (Al)  3 %  
亜鉛 (Zn)  1 %  
マンガン (Mn) 0.3 %  
マグネシウム (Mg) 残り

〔機械的性質〕
引張り強さ  250 MPa(25kgf/mm2)   
伸び  7 %
・自動車用部品

・電子情報通信機器部品 パソコン、携帯電話、テレビ、ビデオカメラなど

・その他工業用部品 スポーツ用品、航空機  福祉・医療機器など
AZ91 〔化学組成〕  
アルミニウム (Al)  9 %  
亜鉛 (Zn)  0.7 %  
マンガン (Mn) 0.3 %  
マグネシウム (Mg) 残り

〔機械的性質〕
引張り強さ  275 MPa (27.5kgf/mm2)
伸び  15 %
採用事例
マグネシウム系材料
マグネシウム合金(AZ91)への銅めっき