めっき技術

銀めっき

銀めっきは、①特有の明るい白色調や②バクテリアに対する抗菌作用や清潔感から、装飾や食器、歯科治療などに用いられてきましたが、最近では、③電気伝導性や④はんだ付け性、⑤ボンディング性が優れていることから、電気電子機器部品に多く用いられています。また、⑥耐熱性焼き付けシールなどの特性が良好なことから、機械部品分野でも活躍しています。
めっき種類 特長(特性値) 特性値
アルカリ性シアン化銀めっき  
(1)無光沢浴
(2)半光沢/光沢浴
(3)ストライク浴
・実用金属の中では、銀の電気伝導度が最も高い。
(Ag>Cu > Au > Al > Ni >Fe >Pt > Pb)

・硬質銀めっきはコネクタ、端子、スイッチ類へ。
軟質銀めっきは、ICリードフレーム類へ。

・ボンディング性やはんだ付け性は共に良好

・銀の抗菌作用、人に最も優しい金属

・唯一の欠点は変色しやすいこと。特に、硫黄系には弱い。硫化銀を生成し黒変。
Hv70~90(軟質)、Hv110~130(硬質)
無電解めっき浴 置換型無電解銀めっき(下地銅めっき)
銀鏡反応
(硝酸銀+アンモニア溶液+還元剤)
ガラス鏡の製造や樹脂への導電性付与めっき法として利用されています。
採用事例
銀めっき
銀-イオウ二元状態図
・銀は往々にして、金についで二番目に扱われていますが、電気伝導度と熱伝導度は一番です。

・皮膜物性のいい非シアン化銀めっき浴はまだ開発されていません。

・銀めっきの変色防止にフラッシュ・ロジウムめっきが利用されています。

・銀製品の変色は、沈降性炭酸カルシウム粉末で研磨すれば修復します。