めっき技術

光選択吸収

太陽エネルギーは広い面積全体に到達する総量としては大きいのですが、エネルギー密度としては小さく希薄なエネルギーです。この利用にあたっては集光や集熱が必要です。理想的な光選択吸収膜としては、太陽光波長領域(0.3~2.5μm)では吸収率(α)が大きく、赤外波長領域(3.0~20μm)では放射率(ε)が小さいほど優れていることになります。
熱安定性を考慮すると、黒色ニッケルや黒色クロム系めっきなどが光選択吸収性に優れています。
めっき種類 特性値 用途
黒クロムめっき ・吸収率(α) :0.90~0.96,

・放射率(ε) :0.11~0.16
各種太陽熱利用・ 冷暖房、給湯機器
黒ニッケルめっき ・吸収率(α) :0.91~0.94

・放射率(ε) :0.07~ 0.11

(機能材料入門・本間基文ら・アグネより)

採用事例
光選択吸収
黒クロムめっき・ソーラコレクター
(全国鍍金工業組合連合会編・電気めっきガイドより)
hikarisentakusub.jpg
黒色めっき皮膜の太陽光吸収板の反射率
(表面処理工学・表面技術協会編日刊工業新聞社より)

 

めっきの種類: 黒クロムめっき