めっき技術

亜鉛合金めっき

鉄や鋳鉄などの鉄系素材に対して、望ましい犠牲防食亜鉛系めっき皮膜は、鉄よりも卑な電位ではあるが、鉄に近い自然電位を持つめっき皮膜であることは良く知られています。こうした観点から、亜鉛の電位をニッケルや鉄の合金化によりコントロールした防食性に優れた亜鉛ーニッケル合金や亜鉛ー鉄合金めっきが実用化されています。
めっき種類 特長 SST白さび SST赤さび
Zn-Fe合金めっき 有色クロメート 120 H 800 H
Sn-Zn合金めっき 有色クロメート 192 H 800 H
Zn-Ni合金めっき
(Ni 7~10%含有)
6価有色クロメート 600 H 1200 H
3価有色クロメートグリーンマーク 500 H 1500 H
Zn-Ni合金めっき
(Ni 10~15%含有)
3価有色クロメートグリーンマーク 1200 H 3000 H
採用事例
亜鉛合金めっき
亜鉛ーニッケル合金めっき
(左:3価黒)(右:3価有色)
・亜鉛めっきの項でも紹介しましたが、「クロメート」というカタカナは正確には、「6価クロム」という意味です。ところが、3価クロム化成処理が主流となった現在、「3価クロメート」という言葉は矛盾に満ちた言葉になっています。正確には、「3価クロム化成皮膜または処理」と言うべきですが、「クロメート」という言葉が定着していますので、ここでは業界用語として、これに従っています。

・亜鉛ーニッケル合金めっきは、亜鉛及び亜鉛系合金めっきの中で最も低水素脆性のめっきです。カドミウムめっきの代替めっきとして一部で利用されています。

 

[めっきの機能]


[材料・用途]