めっき技術

化成処理

めっきにおける化成処理は、化学および電気化学的な手法を用いてめっき表面に安定な化合物を生成させる処理で、めっき皮膜のさらなる高機能化を目的としています。 亜鉛めっき後のクロム化成処理やりん酸塩処理により、着色、耐食性や塗膜接着性などが改善されています。
めっき種類 特長(特性値) 特性値
クロム化成処理
(3価および6価クロム化成処理)
・亜鉛めっきの防食性能の改善
・耐食性付与と製品の識別のための着色
光沢クロメート
有色クロメート
黒色クロメート
緑色クロメート
・RoHS規制による6価クロムの使用規制から、6価クロム(クロメート)化成処理から3価クロム化成処理に転換されています。3価クロム処理では、光沢、有色、黒色皮膜は得られていますが、現状、緑色クロム化成皮膜はまだ実用化されていません。
・6価のクロム化成(クロメート)処理皮膜は熱に弱い(70℃以下)が、3価クロム化成処理皮膜は熱に非常に強い(100~150℃) 。
リン酸塩処理 塗膜やゴムなどの高分子材料と金属表面との接着性を改善します。
黒染め処理 各種金属の黒色化
その他のクロムフリー化成処理 モリブデン酸系皮膜、タングステン酸系皮膜、タンニン酸系皮膜、ジルコニウム系皮膜、バナジン酸系皮膜、セリウム系皮膜、シランカップリング系皮膜など
採用事例
化成処理
亜鉛めっき3価クロム化成処理