めっき技術

ニッケルめっき

ニッケルめっきは、耐食性や機械的性質、耐熱性、などとともに、電気伝導性、磁性、触媒性、水素透過性などにも優れた特性を持っていることから、各種合金めっきや複合めっき皮膜のマトリックス金属としても利用されています。自動車、家電、電気電子機器、産業機械など幅広い分野で活躍しています。
めっき種類 特長 特性値
ワット(硫酸ニッケル)浴  ・硬さHv100~250、引張強さ35~56kg/mm2、伸び10~35%

・めっき皮膜中の硫黄(s)含有量
無光沢Ni(0.001~0.002%)
半光沢Ni(0.005%)
光沢Ni(0.05%)

・耐食性   
無光沢Ni>半光沢Ni>光沢Ni
・残留応力 12 kg/mm2
スルファミン酸浴 
(塩化物含有)
・硬さHv150~520 、引張強さ 42~91kg/mm2、伸び5~28% ・残留応力 0.4~0.6 kg/mm2
ウッド(塩化ニッケル)浴 難めっき素材への下地めっき:
ニッケルストライク(密着性改善)
ニッケル系電気合金めっき Ni-10%Fe合金めっき:装飾・耐食性
Ni-20%Fe合金めっき:軟磁性(透磁率高、保磁力小)
Ni-Co合金めっき:硬磁性(メモリー性)
Ni-50~60%Fe:低膨張率(インバー合金)
Ni-S合金めっき(海水電解用苛性ソーダ製造電極触媒)
採用事例
ニッケルめっき
繊維へのNiめっきとNiめっき金属パイプ